【痛くない】手の傷にキズパワーパッドを使ってみた話【湿潤療法】

皆さんキズパワーパッドって知っていますか?湿潤療法のための絆創膏なんですが、これが優れモノなので使って見た話です。

ちなみに今回の記事には傷の画像が出てくるので苦手な方はご注意ください。

あと、この記事を信じて何かあっても責任取れないので、使用は自己責任でお願いします。

基本的には怪我したら病院へどうぞ!

1.手をザックリやってしまった!

天気の良い気ままな日曜日。

窓を開けて、ベランダの物干し棒に洗濯物が掛かったハンガーを右手でヒョイと引っ掛けたあと、手を引っ込めながら、左手で窓を閉める挙動をしていたんですが、そのタイミングでスマホがブルブルしたんですね。

意識を持っていかれたのは一瞬だったんですが、見事に虚を突かれた結果、運の悪いことに窓のフレームで右手を挟んでしまいました。

イデデデ!

しかも結構威力があったようで、手のひらがザックリ切れて血が出ています。

昔部活で「不意打ちは8倍の威力」って先輩に習った気がしますが、本当に不意打ちって威力ありますね。

ちなみにこの記事を書くにあたり、「不意打ちは8倍の威力」の元ネタは何かと検索してみたんですが、「ゼルダの伝説 BotW(ブレスオブザワイルド)」の記事しかパッと出てきませんでした。

先輩から習ったのは十数年前で、まだゲームキューブとかの時代だったからゼルダのBotWが元ネタじゃないことは確かなんですが、偶然の一致なのかゼルダでも採用されてるってことは、それなりに根拠のある数字なのかな??

流石は任天堂、やりますね。

結構勢いがあったので中手骨とか大丈夫か気になったんですが、特に指の動きに違和感もなく、腫れも出なかったので骨とか腱は大丈夫そうです。

昔バイクで事故った時に、2~3日後にどうも肘が痛いなぁとレントゲン撮ってもらったら骨折していたことがありますが、鋭い痛みがあるときは骨折の疑いがあるので病院へ行った方がいいと思います。

2.皮膚が破れる系の傷にはキズパワーパッドがおすすめ。

んで、皆さんこういう傷ってどうしますか?

絆創膏やガーゼを使うって人が大半かと思いますが、ここでおすすめしたいのがジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社が出しているキズパワーパッド

湿潤した状態で傷口を直す湿潤療法のための絆創膏で、普通の絆創膏とかに比べると傷の直りが早く、傷口も綺麗に治るってやつです。

※湿潤療法については、自己判断でやると傷の洗浄がイマイチで逆に化膿したり、傷が深いと菌が奥まで入り込んでいて悪化するまで気付かなかったりと、色々と危険な話もあるらしいので自己責任でお願いします。

ただ、自分がキズパワーパッドを使う一番のポイントは別にあって、これを貼ってるとなんと傷口が「痛くない」んですよ!

なんでも傷口って乾燥でも痛むらしいんですが、このキズパワーパッドを貼っていると、傷口から出た体液を吸収して湿潤な状態を保ってくれるので全然痛くない。

しかも完全防水で結構密着してくれるので、日常生活にも困りません。

キズの上に人口の皮膚がもう一枚追加されたみたいな状態ですね。

ちなみに、昔スクーターでコケて(上の骨折の事故とは別)膝を激しく擦りむいた時にも病院で湿潤療法をやって貰ったんですが、その時はただのサランラップで固定されていて、蒸れて痒くなるわ、交換が面倒だわで結構大変でした。

あの時にこういう製品があればよかったのにな~(調べたら今はあるらしいです)!!

その時は砂利道でコケたので、異物を取るために擦りむいて砂利だらけになった膝の傷口を歯ブラシでゴシゴシ洗われたんですが、あれは痛かったですねえ。。。

3.早速キズパワーパッドを使ってみよう

んでは早速つかってみましょう。

とりあえずゴミや汚れなんかの異物があるとNGなので傷口を水道でよく洗います。

んで、キズパワーパッドをペタッと貼る。。。

と行きたいところですが、説明書によると「両手で約一分温める」とあります。

なんでも温めることで皮膚への馴染みがよくなるらしい。

温まったらペタッ!

貼ったら更に「上から手のひらで約一分おさえて温める」そうです。

空気の溝とかがあるとそこから体液が漏れちゃうので、確実に隙間なく貼ることが大事ですね。

そうするとそのうち体液が吸収されたところが、白く膨れて湿潤状態を保ってくれます。

全然血や体液が止まらなかったりして、キズパワーパッドが剥がれちゃうような状態の傷は、そもそもキズパワーパッドで治すレベルじゃないのですぐ病院へ行きましょう。

これで2~3週間で治るでしょうか。

なお、体液が漏れたり、汚れてしまったら貼り換えが必要で、そういうことが無い場合でも2,3日に1度は傷を観察して感染症に罹っていないかのチェックが必要とのこと。

あと、キズパワーパッドにはサイズがいくつかあるので、購入する際は箱の裏に実物大のサイズが描いてあるので、それ見て傷口に合うのか確認してから買いましょう!!

4.治りました!

とりあえず傷の経過を載せておきます。

貼ってから3日目。

まだまだ傷口がパックリしてます。

キズパワーパッドで湿潤状態になっているので、周りの皮膚もふやけた感じですね。

んで、次は10日目。

殆ど体液も出なくなってきました。

まだちょっと赤いですね。

最後に13日目。

キズパワーパッドの交換の時にペロッと皮が剥けました。

新しい皮膚が出来上がってますね~。

なんか10日目の時に赤くなっていた部分も、どうも傷ついたときの皮膚だったらしく、10日目でも殆ど治ってたっぽいですね。

いや~、有機体の神秘ってやつです。

キズパワーパッドの使用枚数は5枚だったので、だいたい2日に1枚ってとこでしょうか。

結構普通に日常生活を送っていたので、あんまりキズパワーパッドが貼ってある場所に負担を掛けないように生活すればもっと持つかもしれません。

5.キズパワーパッドのイケてないところ

キズパワーパッドのイケてない所ですが、何と言っても価格が高い感じがすることでしょう。

今回使ったスポットタイプが、マツキヨで880円(10枚入り)。※2020年05月時点

一度使えば良さが分かるとは思いますが、最長で5日貼れるとはいえ、絆創膏だと思って手に取るとちょっと狼狽える価格なんですよね。(使ったことが無いので効果は不明ですが、最近は類似品も出ているようです。)

傷が治るまでのQOL(クオリティ オブ ライフ)が普通の絆創膏と段違いで、かつ小分けの包装から出さなければ3年は持つみたいなので、効果も考えればそこまでコスパは悪く無いと思うんですが、初めて買う人は「絆創膏10枚で880円かぁ~」って絶対思うと思います

個人的には、今回くらいの傷が13日で治って440円なら安いと思いますが。。。

いかにキズパワーパッドが普通の絆創膏じゃないってことをアピールできるかがカギでしょうね。

ちなみに自分はケチなので、コピー用紙で指先をちょっと切ったくらいの時はキズパワーパッドすら使わずにアロンαで接着しています。

これも意外と痛くなくて、水にも強いので個人的には良くやるんですが、流石に人にはお勧めできません。。

あと、これは製品の問題ではないんですが、湿潤療法がいかに「早い!綺麗に治る!痛くない!」とはいえ、傷口をグチュグチュしたままにしておくということになんとなく心理的抵抗感を感じる人は多いかもしれません。

「この傷、本当にこのままキズパワーパッドで治していいの?」みたいな。

こればっかりは自己責任で使用するしかないので、ちょっとでも気になるなら病院へ行った方がいいでしょうとしか言えませんが、乾燥してた方が傷には良さそうって思い込みを排除しないと、心の底から気持ちよく使えないっていうのは弱点かもしれませんね。

自分も傷が深いと毎回ちょっと不安になりますが、「まぁ、普通の絆創膏でも化膿するときはするしな。。。」と不安を振り払って使っています。

6.おわりに

というわけで今回はキズパワーパッドのご紹介でした。

前回記事にしたイヤーフックを買ってみた話でも虎哉禅師(こさいぜんじ)の画像を引用しましたが、最近は科学の力で色んな製品が出てきて有難い限りです。


引用:伊達政宗 原作:山岡荘八 著:横山光輝

先端研究ではなんでも電磁波を出して傷の治りを早める絆創膏や、3Dプリンタで皮膚自体を印刷するとかの技術も研究されているみたいで、夢が広がりますね。

皆さんも是非(自己責任で)使って見てください!!

タイトルとURLをコピーしました