【名店!】浅草の並木藪蕎麦(なみきやぶそば)でそばを食べた話!【おいしい】

江戸の三大蕎麦といえば、「藪(やぶ)」「更科(さらしな)」「砂場(すなば)」というのは常識ですが、先日、浅草の名店「並木藪蕎麦(なみきやぶそば)」でお蕎麦を食べてきたのでその話です。

1.江戸の三大蕎麦屋といえば。。。

友人が位置情報連動ゲームをやっているので、たまにおっさん二人で歩きに行くことがあるんですよ。

この日は天気も良く、東京タワーから浅草の雷門を目指して出発。

 

ちょっと歩くと愛宕神社(あたごじんじゃ)がありました。

昔、曲垣平九郎(まがき へいくろう)という丸亀藩の武士が、将軍(徳川家光)の前で乗馬しながらここの神社の急勾配の石段を登ったことを気に入られて出世したという「出世の石段」が有名な神社ですね。

↓まぁワシにとっては「まんが道」で漫賀が本の挿絵をパクッてた記憶しかないけど。

引用:まんが道 著者:藤子不二雄Ⓐ

んで、自分は愛宕神社は初めてだったので、折角だから出世の石段を登ってみたいなぁ。。。とちょっと思ったんですが、友人に「俺ついこの前登ったわ!」と先に言われてしまい言い出す切っ掛けを失ってしまいました。

彼は先日昇進したらしいので、意外とこの出世の石段はご利益があるのかもしれませんね。

ワシは登れなかったけど。。。

んで、そんな愛宕神社を過ぎてちょっと歩いたあと、虎ノ門ヒルズを越えたあたりで友人が「あの店、ソバ屋だったら結構いい感じじゃない??」と一軒の古民家を指さしました。

確かに、こんな都会には不似合いな古民家で、もしソバ屋だったらさぞ伝統のある良い店なんだろうなぁ~。

と、よく看板を見てみると看板には砂場(すなば)」の文字が。

これは江戸の三大蕎麦(御三家)と言われるあの「砂場(すなば)」なのでは。。。

とりあえず友達にはさっきの愛宕神社の仕返しで、「おまえ、東京の三大蕎麦って言ったら藪(やぶ)、更科(さらしな)、砂場(すなば)だろぉ~。常識だろ~。」と、聞きかじった知識で食通ぶったことを言ってみましたが、ちなみに自分も食べたことはありません。

いつかは食べたいと思っていたのですが。。。

しかし、この「虎ノ門 大阪屋 砂場」は、道路拡幅工事の関係で現在はこの店舗ではなく仮店舗で営業しているとのこと。

とりあえずこの時点ではちょっと夕飯には早かったこともあり、今度是非来よう!ということで後ろ髪を引かれながら砂場は通り過ぎました。

ちなみに、「砂場」の名前は、大阪城築城の時の資材置き場の名前から来ているそうです。

流石に歴史がありますね。

↓そういえば上で引用した「まんが道」愛蔵版の末尾の吉行淳之介の解説でも「砂場」の文字が出てきましたね。

引用:引用:まんが道 著者:藤子不二雄Ⓐ 解説:吉行淳之介

なお、今回の記事には「更科」は出てきませんが、麻布の方にあるそうなので、こちらも是非行ってみたいと思っています。

2.浅草雷門前の並木藪蕎麦(なみきやぶそば)へ!

んで、今回のウォーキングも終わりが近づき、もう少しで目的地の雷門ってところで看板に藪(やぶ)と書かれたお店を見つけました。

こ、ここはまさかあの「並木藪蕎麦(なみきやぶそば)」なのでは!?

さっき出てきた江戸の三大蕎麦のうちの一つ、藪(やぶ)ですね。

このお店は「美味しんぼ」や「食の軍師」でも取り上げられています。


引用:美味しんぼ 原作:雁屋哲、作画:花咲アキラ

 


引用:食の軍師 著者:泉昌之

藪蕎麦(やぶそば)の特徴は何といっても濃いそばつゆ。

蕎麦と言えば、食べるときにお蕎麦を全部つゆに浸けるのは野暮で、先だけ浸けてズッと食べるのが粋という話がチラホラありますが、池波正太郎が「そういうのは藪みたいにつゆが濃い場合だけ」的な発言をしてるくらいにつゆが濃いのが特徴です。

ちなみに、藪という名前は、その昔(竹)藪の中に店があったのでそう呼ばれているとかなんとか。

さっき「砂場」に寄れなかったし、早速入ってみましょう!!

3.頂上決戦!天ざるを食べてみた!

さて、お店に入ってみました。

人気店なのでお客が次々に入ってきますが、回転が良いのか意外と待たずに席に座れました。

ちょっと夕飯には早い時間だったのが良かったのかもしれません。

まぁ、浅草という土地柄、「長っ尻(ながっちり)は野暮天(やぼてん)」ということを皆さん弁えているのかもしれませんが。

 

手を消毒したのち席に座ると、メニューと共にマスク入れ(写真右側)を出してくれました。

う~ん、気が利いてますね~。

さて、何を注文するかですが、食の軍師によると、


引用:食の軍師 著者:泉昌之

「種物蕎麦の台抜きを頼んで、それをアテに酒を飲んだのち、シメにもり蕎麦を頼むのが粋人」

とのことなんですが、流石に初見でそれは厳しいのでスルー。

あと、そもそもここのメニューって「ざる」と「のりかけ」があって「もり」が無いんですね。

「もりそば」に海苔が載っているのが「ざるそば」という店が多い中、あえて「ざる」と「のりかけ」に分けているのが珍しい。

ちなみに、昔の蕎麦屋は「もり」と「ざる」では器とそばつゆを変えて出していて、その目印がそばに乗った「海苔」だったという説があるんですが、現代ではよっぽど凝った店じゃないと海苔の有無の違いだけになっているようです。

ここのお店も、メニューの英語の説明が「ざるそば」が「Basic Soba」で、「のりかけそば」が「Soba with seaweed」だから、海苔の有無の違いだけなのかな。

この「もり」と「ざる」の違いは、蕎麦界では結構奥が深いテーマで、研究や調査されている方もいるので調べてみると面白いかもしれませんよ。

 

んで、前置きが長くなりましたが、結局注文は一番値段の高い「天ざるそば」とビールで迎え撃つことに決めました。

 

しかし、このメニューは外国人用なのか、板わさとか焼きのりとかが書いてなかったんですよね。。。

別のテーブルで食べている人がいたから、頼めば出てくるんだろうけど。。。

 

そんなこんなで、ビールでのどを潤しながら暫く待っていると出てきました、「天ざるそば!」

天ぷらは芝エビが4尾という、なんとも潔い布陣。

そして、噂にたがわずそばつゆが濃くてうまい!


引用:美味しんぼ 原作:雁屋哲、作画:花咲アキラ

ワシは濃い味好きなんで、かなり好きな味でした。

ただ、器の形状から、このつゆが天ざる用に調整してあるのか、普通のざる蕎麦もこの味なのかは不明。

また来て試してみたいと思います。

強いて言うと、もう少しそばの量が多くても良かったのではないかと思いましたが、昔は蕎麦は間食だったみたいだし、ソバ屋であんまり食べると力石に笑われるし、上で書いたようにサッと食べてサッと帰るのが粋ってもんですよね。

↓ソバ屋で腹いっぱいにすると力石に笑われる。

引用:食の軍師 著者:泉昌之

ごちそうさまでした!

4.おわりに

というわけで、今回は浅草の名店「並木藪蕎麦(なみきやぶそば)」へ行ってみた話でした。

いや~、いつか行ってみたいと思っていた名店に行けてうれしかったですね。

この次は是非「砂場」と「更科」にも行ってみたいと思います!

皆さんも、是非食べに行ってみてくださいね!!

あと、「江戸の三大蕎麦(御三家)といえば、藪(やぶ)、更科(さらしな)、砂場(すなば)」というフレーズは、知らない人に言うと食通ぶれるので是非使ってみてください!!

泉昌之 (著), 久住昌之 (著), 和泉晴紀 (著)

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