10年位前にレーシックをしてから安定していた視力が、今年の人間ドックでガクッと落ちてしまったので眼科へ行った話です。
1.レーシック後に安定していた視力がガクッと落ちた!
先日人間ドックを受けた記事でも書きましたが、人間ドックで視力を検査したら数値がガクッと落ちてしまいました。
検査項目 | 人間ドック (昨年) |
人間ドック (今年) |
右視力(裸眼) | 1.0 | 0.6 |
左視力(裸眼) | 1.5 | 0.9 |
子供の頃から視力が悪くてメガネっ子だったんですが、10年前にレーシックを受けてからは両目とも裸眼で1以上をキープしていたのに、今年になって急に悪くなった感じです。
確かに、去年の夏位から「最近遠くが見えづらいなぁ。。。」という自覚症状はあり、目の霞に効くサプリなんかを飲んでいたんですが、レーシックを受けた手前まさか視力自体が落ちているとは思っておらず、検査の結果が正直ショックでした。
人間ドックの問診では、「眼底や眼圧なんかに異常が無いのはわかるんだけど、人間ドックでは決まった検査しかできないので気になるなら眼科へ行ってください。」とのことだったため、念のため眼科へ行くことにしました。
2.そもそも視力ってどういう原因で落ちるの?
そもそも、視力が悪くなる(今回の場合遠くが見えづらくなる)というのはどういう原因で起きのでしょうか。
ネットで調べた感じだと、外から入った光が、色々な原因で「モノを映す網膜の手前で像を結んでしまう」のが原因のようです。
一番多いのが、子供の頃はちゃんと網膜で像を結んでいたのに、成長するにつれて眼球が伸びて焦点が合わなくなるケース。
眼球が伸びるのを止める薬もあるにはあるようですが、基本的に頭蓋骨の成長と合わせて起きる現象のため殆ど止めようがないようで、成長しきるまでは視力が悪化するようです。
病気というよりはハードウェアの設計の問題ですね。
両親の視力が悪い人は、遺伝的に眼球が伸びる可能性が高いので、親と同じく視力が悪くなる可能性が高いみたいです。
ただ、大人になると成長による眼球の伸びも止まるので、基本的にはそれから先は視力が安定するらしいんですよ。
なので、視力が安定してからレーシックなりメガネ作るなりすれば、その後はそんなに視力の変動はないらしいんですね。
じゃあ何で、大人の視力も悪くなるのか。
一般的に言われているのが、近くを見続けているとレンズの厚さを調整する「毛様体筋(もうようたいきん)」が凝り固まってしまって、近くにしかピントが合わなくなるという理屈のようです。
特に最近はパソコンやスマホの普及で近くばかり見ている事が多くなったため、この手の近視が増えているとかなんとか。
確かに自分の場合も職場や家では基本パソコン見てるし、移動中もスマホ見てるので、近くばかり見てる自覚はあるんですよね。
んで、初期の頃であれば凝り固まった毛様体の緊張を解す薬なんかで視力が戻る可能性があるみたい。
今回はそれに期待です。
3.眼科で視力を測ってみたら・・・・あれ??
というわけで眼科へ行ってきました。
とりあえず機械で眼圧やら屈折やら調節機能を測って貰ったあと、視力検査をしたんですが、なんと
検査項目 |
人間ドック |
人間ドック |
眼科 (直近) |
右視力(裸眼) | 1.0 | 0.6 | 1.2 |
左視力(裸眼) | 1.5 | 0.9 | 0.9 |
という結果になってしまいました!!
まさかの「お前見えない見えないって、結構見えてるじゃん」というオオカミ少年的な結果。
左目は申告通り少々近視が進んでしまっているようですが、右目は特に問題なさげ。
人間ドックでは、あまりに視力が落ちていたため、3回くらい視力を測り直して貰ってあの数値だったんですが、一体何があったんでしょうか。
ああ、先生や看護婦さんにこいつ何しに来たのって思われやしないかと胃が痛くなってきた。。。
4.視力低下の原因はたぶん目の疲れとドライアイ
とりあえずその後問診をしてもらいましたが、数値的にもほぼ異常なしで、老眼も緑内障も大丈夫っぽいとのこと。
ただ、眼球表面を見る検査をしてもらったら、ドライアイ気味で目の表面に凸凹が出来ているので、「視力低下はドライアイが原因かなぁ。」という話になりました。
元々ドライアイはレーシックした人に良くある症状で、自分もレーシック直後は結構酷いドライアイになってしまってそれなりに強い薬出して貰っていたんですが、まだ燻っていたんですね。
というか、10年経ってもまだ症状が出てるってことは一生ものかもなぁ。
あとは、今日は検査した限りはそんなに眼精疲労が出てないっぽかったんですが、眼精疲労や、近くをずっと見ている生活をしている場合も視力が一時的に悪化することがあるようで、そういうのが重なってたまたま人間ドックの検査の時に数値が悪かったのかもね。というのが結論でした。
なんか原因がはっきりしないのも気持ち悪いですが、検査して明らかな異常も無いようなのでとりあえず一安心ですね。
っていうか、最近は眼精疲労も機械で測れるんですね。
科学の進歩ってすごい。
5.薬を出してもらった!
んで、結果としてドライアイについては薬が出ました。
ジクアス点眼液 涙の成分(ムチンや水分)の分泌を促進し、ドライアイの症状を改善するらしい。 |
昔はムコスタという、目薬なのに苦いという薬を出して貰ってましたが、今回は幾分ライトな奴のようです。
あと、仕事や通勤中のスマホなんかで常に近くしか見てないという話をしたら、眼精疲労用?の目薬も出して貰えました。
ミオピン点眼液 ピントを調節する筋肉に作用して、調節機能の異常を改善するとのこと。 |
これは上で書いた、毛様体の凝りに効く奴なのかな??
ひとまず続けてみて様子を見ようと思います!!
ちなみに話はちょっと逸れますが、近くばかり見て凝った毛様体筋を解すのに、ホントかウソか3Dの立体視が効くみたいな話もあるみたいですね。
ユーチューブなんかでもそういう動画が上がっていたりするんですが、本当なんでしょうか?
ちょっと前にVR(バーチャルリアリティ)が流行ったときも、VRゴーグルで長時間遊んでいたら視力が回復したという話があって、あれも立体視と同じ効果で良くなったんじゃないのかって言われてましたが、画面で見る動画でも遠くを見てるのと同じ効果があるんだとしたら、地下鉄の中とかでもスマホで見れるのでいいかもしれませんね。
6.おわりに
というわけで、人間ドックで悪かった視力はひとまず回復しつつあるようだったので良かったですね。
ただ、一時的かもしれませんが視力がガクッと落ちたのもまた事実なので、免許の更新とか、肝心な時に再発しないように今後も目を大事にしていきたいと思います。
そうそう、今回の検診ですが、お値段は検査で2,560円、薬が1,660円で、締めて4,220円(保険適用)でした。
皆さんもたまには眼科で目の検査をしてみては如何でしょうか!?
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