【駆虫薬】ネットで見つけたガン治療の話【T細胞】

うちは母方が血液系のガン家系(白血病とか)で、父方が肉体系のガン家系(胃とか膵臓)なので、ワシはガン家系のサラブレッドなわけなんですよ。

ニュース見ていると科学の進歩のおかげでだんだん良い治療法が出来てきているようで、がんの克服までもう一歩のところまで来ているような気もするんですが、今日はそんな中で、ネットで見つけたがん治療の噂話です。

※あくまでネットで見つけただけの話なので、希望を与えるファンタジー小説くらいの認識で読んでください。

1.ペット用虫下し薬でガンが治った話(アメリカ2019/5)

イギリスの新聞「サン」の電子版で報道されたという、オクラホマ州の男性が、肺がんが全身転移して余命3ヶ月の診断を受けたあと、知人の獣医から「犬の駆虫薬のフェンベンダゾールがマウスのガンに効いたので、脳腫瘍の患者に投与してみたら腫瘍が消えた」という話を聞いて、フェンベンダゾールを服用し始めたら全身に転移していたガンが消えたという話。

何をアホな。。。と一笑に臥すのは簡単なのですが、「ガンが人の体からエネルギーを得るための機構が、寄生虫のそれと同じ」という研究があるらしく、寄生虫が体からエネルギーを奪えないようにして退治するという駆虫薬(虫下し薬)の効果が、実はガンにも効いちゃうのでは??と、まことしやかな噂になっているようです。

ガンにしろ寄生虫にしろ、体からエネルギーを吸収するために全く新しい機構を一から構築するのにはそれこそものすごいエネルギーがいるはずなので、実は体の特定の仕組みを利用しているだけって可能性のほうが高いと思うんですよね。

それをストップさせることで、結果的に寄生虫もガンも増殖できなくなるとしたら、なんか理屈的には本当に効きそうな気がします。。。

最近実用化とか言われている、「線虫」が、がん細胞の出す匂いに反応することでガンかどうか判断する線虫検査なんてものも、寄生虫とがん細胞の関係を仄かに臭わせているような。。。

しかもこの話の何がすごいって、服用するにしても犬の虫下し薬なら一週間で5ドル(550円くらい)という超低価格ですむということ。

ガンの薬は超高くて、ちょっと前に話題になったオプジーボなんて薬価が月90万円とかするのに、犬の虫下し薬なら月5千円くらい。

これは試したくなる値段ですね。

ちなみに、この話の発端になった男性は他のガン治療プログラムにも参加していて、その治療と並行で虫下し薬を飲んでいたらしいので、「治ったのはそっちの治療のおかげなんじゃないの?」って話もあるようなんですが、同じプログラムに参加した他の人は誰も治らなかったらしいので、「やっぱり虫下しが効いたのかなあ?」ということになっているとのこと。

治療プログラムと虫下し薬との複合的効果って可能性もありますが、とにかくこの話が本当だとすればとっても希望が持てる話です。

自分も本当に末期になったら飲んでみようと思っています。

もしこの話が本当だとしたらガン治療業界は破滅すると思うんですが、結局「虫下し薬を人間用に成分調整しました!」とかいってそれなりに高い薬として発売される気もします。。。

2.患者のキラーT細胞を遺伝子操作したのち患者に投与することで末期の白血病が全快(アメリカ2011/8)

これはちょっと古いニュースになりますが、ペンシルバニア大の研究チームが発表してジャーナルにも乗ったちゃんとした話らしいです。

話としては、患者の通常のT細胞を取り出して、

①ガンそのものだけでなくもう少し広い範囲の細胞も怪しいものは全部攻撃するように遺伝子改造
②細胞がガンを攻撃(T細胞とガンん細胞が結合)したら、T細胞が増殖するように遺伝子改造

みたいな改変をしたのち、患者に戻したらガンが消滅したって話らしいです。

副作用として、高熱とそれに伴う悪寒や吐き気とかが出るらしいですが、まぁ体の中では改造されたT細胞がガンを急激に駆殺して行っているわけなのでそれくらいの副作用は出るんでしょうね。

「キラーT細胞がガンを殺しきれないなら、殺しきれるように改造すればいいじゃん!」っていう、ドストレートなアメリカらしい治療法といえます。

ただ、治療費が高額になりそうなことと、遺伝子改変したT細胞ってその後どうなるの??ってのが不明なので、やってみるにはちょっと怖いところはありますね。

まぁ、そのままでは死んじゃうって言うのであれば迷わずやりますが。

白血病の薬も飲み続けないといけないうえに値段が高いので、多少高くても根治できるならこれもアリかなぁって気もしますけどね。

3.おわりに

ガンって種類にもよりますが、細胞みたいに小さいものがどんどん転移して増殖するところがポイントなので、局所的に切り取ったり破壊する系の治療だとどうしても取りこぼしからの再発が怖いんですが、今回の方法はどちらも全体に効果がありそうな治療法なので、なんか効きそうな感じがしますよね。

まぁ、最初でも書いた通りそんなうまい話が転がっているわけはないし、上で書いた治療法がもし有効だとしても、実際に人に適用するには色々とクリアしないといけないハードルがあるのだとは思いますが、人類の宿敵ともいえるガンを根絶させる方法が早い所見つかってくれることを祈らずにはいられません。

↓流石にここで虫下しのアフィリエイト貼るのは気が引けるので人間ドックの広告貼っておきます。皆も健康には気を付けよう!

ジェイムズ・P・ホーガン (著), 池 央耿 (翻訳)

 

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