前回の記事で、突然視界にチラチラした虹色の模様が見えて目が見えなくなった後、激しい頭痛と吐き気に襲われた話を書きましたが、今回は一応脳を見てもらおうということで病院に行ってきた話です。
「お前ちょっと病院で頭みてもらえ」ってアレですね。
1.閃輝暗点(閃輝性暗点)って何処の病院に行けばいいんだ??
とりあえずこの前起きた一連の症状が「閃輝暗点」だとすると一体その後どうすればいいのか??
例によってのウィキペディアですが、以下の記述がありました。
<閃輝暗点の療法>(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』) 閃輝性暗点が起きたら、眼科と神経内科のある総合病院で、コンピュータ断層撮影法(CT)や核磁気共鳴画像法(MRI)による精密検査を受診することが望ましい。 |
眼球の症状ではないはずなのに、「眼科と神経内科」って書いてあるのは「閃輝暗点だと思ってたけど、やっぱ悪いの目だわ。」ってパターンがあるからなんでしょうかね。
確かに網膜が剥がれたり破れたりするときに閃光が見えたりってことがあるらしいので、眼科にも念のため見てもらった方が良いのかもしれませんが、CTやMRIを勧めてるってことはやっぱ脳が第一なんだろうなってことで、今回は「神経内科」に行くことにしました。
しかし、神経内科って「脳神経内科」って書いてあるところと、「神経内科」って書いてあるところがあって、神経内科だと対象がリウマチとか、手のしびれとか、いまいち脳から分野が離れているような感じの病院が多いんですよね。
一応診察はしてくれるんでしょうけど、診察して貰ってから「これは他の病院で脳を見てもらわないとなんともね~」と言われるのだけは避けたいところ。
というかそもそも、小さい病院だとCTやMRIを置いてある病院は少なくて、脳神経内科があったとしてもCTやMRIは他の検査施設で撮影して、後日病院で診断みたいな方式になるみたい。
診てもらうのに色々と注文つけるのもアレですが、一日で終わらないのはちょっと勘弁。。。
それなら科目で探すよりはCTとかMRIの設備があるところを直接探した方がいいかな。
ということで、一番近くでCTが受けられる病院を探して行ってきました。
ちなみにそこの病院の科目は「脳神経外科」とのこと。
「外科」かぁ~。
折角だからついでに脳改造でもしてもらうかな。。。
2.脳神経外科でCTと診察を受けた。
早速、朝イチでその病院へ。
受付で「頭診てほしいんですけど。」と伝えたら、「初診だからまず問診票を書け。」と言われたので、とりあえず問診票に先日の閃輝暗点らしい症状を書いて提出。
それにしても、いきなり「頭診てほしい」ってなんか本当に頭おかしい人みたいですよね。
まぁ、実際に頭がおかしいから来てるんだけどさ。
その後、呼ばれるまで待てと言われて、待つこと1時間程。
診察室に呼ばれたので、先生に先日の症状を話したところ、「あ~、よくある片頭痛(へんずつう)の症状ですね。」とのこと。
「ただ、その歳で初めて発症ってのはちょっと珍しいから、念のためCTしときますか。」ってことになり、そのままCT室へ。
CTは本当に一瞬で、横になって3分くらいで終わりました。
輪切りになった脳を見てもらい、影とかも特に無いとのことで、この時点で閃輝暗点が確定。
とりあえず一安心しました。
その後、「最初は驚いたと思いますが、芥川龍之介も同じ病気と言われていて、そんな珍しい病気じゃないので安心してください。」みたいな話と、ウィキペディアの閃輝暗点の内容をそっくりそのまま話されたので、
まさかこの先生の情報元もウィキペディアなんじゃないか??
と不安に思ったのですが、そのあとで「セロトニンが影響していると言われている」とか、「ワインとかの亜硝酸塩が血管を~」とか、ウィキペディアに載っていない話もしてくれたので、先生の情報元がウィキペディア疑惑は晴れました。
単純に、ウィキペディアの記述が良質なだけですね。
ただ、「色々言われているけど、結局まだ原因不明なんですよ。」ってことだったので、治療は薬による対処療法になるとのこと。
要は目にキラキラするものが見えたら、そのあと血管が広がって頭痛と吐き気が来るから、その前に血管の広がりを抑える薬を飲んで症状を緩和させるらしい。
「また閃輝暗点が起きるとしても、一般的には精々月1回~年数回くらいと思われるので、また起きたら薬を飲んで、薬が無くなったらまた来てください。」ということで診察は終了しました。
お値段は初診料とCT代込みで5,500円程(健康保険で3割負担)。
事前にネットで調べたらCT代だけで5000円位掛かるイメージだったから、結構良心的な価格でしたね。
3.薬局で片頭痛薬アメルを入手。
最近は医薬分業が失敗だったということで院内処方に戻している病院もあるようですが、今回通った病院は「薬は薬局で」ってことだったので、病院から出た後薬局へ直行。
以下の薬を処方してもらいました。
リザトリプタンOD錠「アメル」 |
マクサルトっていう製品のジェネリックらしく、血管を収縮させることで、血管の過剰な拡張を抑えて片頭痛の痛みを抑える(※)そうです。
稀に眠くなるそうですが、まぁあの頭痛と吐き気を思えばその程度の副作用はしかたないかな。
お守りとして、カバンに常備することにします。
お値段は3錠で660円。
使わなくてよいことを祈るのみですね。
※大分マシにはなるものの、完全に頭痛が起きないわけでもないらしい。
4.おわりに
目が見えなくなった時はどうしようかと思いましたが、とりあえず脳出血等の危険な病気じゃなくて安心しました。
普段から血圧も高いので、ヒヤヒヤもんでしたね。
今度は逆に「また閃輝暗点だろう」と思ったら脳梗塞だったみたいなシナリオも考えられますが、ひとまず目にキラキラしたものが見えたら閃輝暗点だと思って薬を飲んで様子を見ようと思います。
たまには毎年の人間ドックにオプション付けて脳ドックもやった方がよさそうかな~。
皆さんも、脳は一つしかないので、是非大事にしてくださいね!
しかし、芥川龍之介と同じ病気となると、そのうち「唯ぼんやりとした不安」とかで自殺しちゃわないかが不安です。。。