こんばんわ。
先日、突然目の前がチラついて見えなくなった後、頭痛と吐き気に襲われるという、閃輝暗点(せんきあんてん)ぽい症状が初めて発生したので、その時のメモです。
いや~びっくりしたわ。
1.突然視界がチラついて目が良く見えない!なんだこれは!!
先日、夜に会社で打ち合わせをしていたら、突然視界に違和感を感じました。
太陽とか強い光を見たときって、視界に焼け付きというか、残像が残って特定の部分が見づらくなる現象があるじゃないですか。
雰囲気的にはああいう感じで、視界の特定の部分がチラチラして画像が欠けているような感じ。
最初は、「あれ、なんか強い光でも見たかな?」と思っていたんですが、目を片方づつ閉じても、チラチラが見える場所はちょっと変わるものの、どちらの目でもチラチラが見える。
チラチラしている部分は、虹色の幾何学模様みたいな状態。
「あれ、どっちの目でも見えるってことはこれはもしかして眼球じゃなくて脳かな??」
なんて思っているうちに視界のチラチラしている部分がどんどん広がってきました。
「うわ、なんだこりゃ、本格的にヤバいな。俺は死ぬのか!?」
2.ネットで調べると閃輝暗点(せんきあんてん)ぽいぞ。
早く病院へ行けって話かもしれませんが、既に夜だったこともあり、チラチラしている見えづらい目で類似した症状をネットで検索してみたところ、どうも「閃輝暗点(せんきあんてん)」という病気が非常に似た見え方をするっぽいことを見つけました。
<閃輝暗点の症状>(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』) まず、視覚障害が起きる。突然、視野の真中あたりに、まるで太陽を直接目にした後の残像のようなキラキラした点が現れる。視界の一部がゆらゆら動きだし、物がゆがんで見えたり、目の前が真っ暗になったり、見えづらくなる。その後、みるみるうちに点は拡大していく。ドーナツ状にキラキラと光るギザギザしたガラス片や、ノコギリのふちのようなもの、あるいはジグザグ光線のような幾何学模様が稲妻のようにチカチカしながら光の波が視界の隅に広がっていく。これは無数の光り輝く歯車のような点が集まり回転しているようでもあり、視界の大部分が見えなくなることもある。これらの視覚的症状は短時間に進行する。そしてこの閃光と暗点は5分から40分ぐらいで広がって、視野の外に出て消えていく。この症状は目を閉じていても起きる。 |
うーん、まさにこれですね。
未知の病気とかではなく、名前の付いた症状でちょっとだけ安心。
ただ、この後に気になる文章が続きます。
<閃輝暗点の症状の続き>(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』) 症状が治まった後、引き続いて片頭痛が始まる場合が多い。この後に頭が割れてしまいそうな激しい片頭痛が3〜4時間続き、強烈な吐き気・嘔吐などを伴うことが多い。 これら症状は若年の場合、年齢と共に回数も減りそのうちにほとんど起こらなくなる。 中年の場合で、閃輝性暗点だけあって、その後に頭痛を伴わない場合は、まれに脳梗塞、脳動静脈奇形、脳腫瘍や、血栓による一過性の脳循環障害が原因である可能性がある。 |
おいおいおい。
これが本当だとすると、頭が割れるような頭痛が起きれば一過性で、起きない場合は脳梗塞ということ??
これはまさに究極の選択ですね。
しかも、年齢とともに回数も減るって書いてあるけど、自分はもはや若年ではなく中年。
この歳で起きるっていうのはやっぱり脳梗塞なのかも。
「やっぱり死ぬのか!?」
そんな感じでドキドキしながら他のサイトも色々見てみたんですが、「頭痛が起きる前にとにかく頭痛薬を飲んでおいた方がいい」というアドバイスを書いているサイトがあったので、常備している痛み止めを飲んで、とりあえずこの日は早く帰ることにしました。
↓ちなみに飲んだ痛み止めはコレ。
後日追記:閃輝暗点の片頭痛は血管の拡張で起きるので、普通の頭痛薬はあんまし効果ないみたいですね。
無いよりマシかもですが。
3.本当に頭痛と吐き気が来た!
目の症状が出始めてから30分くらい後、帰り支度を整えてビルを出た頃には、視界はクリアになり、チラチラしたものが見える症状は消え去っていました。
ひとまずダイナミックに視界に異常を訴えかける症状が消えたことで、一安心。
「あれ、これもう大丈夫じゃね??戻って仕事しようかな。」
なんて気持ちが心をよぎりましたが、ウィキペディアの記載が本当なら、このあと頭が割れるくらいの頭痛が来るか、来なくても脳梗塞が進行中のはず。
とりあえず怖いのでそのまま帰宅することにしました。
んで、更に30分後くらい。
最初は、な~んか肩や頭が重いなぁくらいに思っていたのですが、帰りの電車の中で徐々に左目の奥の方がズキズキしだし、冷や汗と吐き気が襲ってきました。
頭痛はともかく、困ったのが吐き気。
ほぼ満員電車なので、いざ吐くときは周りの人に
「すいませんが、吐きそうなんで離れてください。」
って言ってから吐いた方がいいのかな?とか、エチケット袋なんて無いからカバンに吐くしかないよなあ。なんてことを考えつつも、ヤバそうになる前に2回程途中下車しながらもなんとか帰宅しました。
しかし、ウィキペディアにも冷や汗のことは書いてなかったですが、結構ダラダラと汗かきましたね。
レア症状なのかな。
あと、面白かったのが、途中の大きめの駅で、車内の座席に座っていた人が殆ど降りて、立っていた人の殆どが座れた場面があったんですが、自分の目の前に座っていた田舎から出てきた風な男子高校生だけは何故か降りなくて、おそらく車両内の具合の悪いランキングでかなり上位にくるであろう自分だけが椅子に座れなかった事件があったんですよね。
まあ、別にその高校生が悪いとかそういうことでは無いんですが、ホントに自分に運がないというか、困っている時に限って「ここでこういうこと起きる??」ってイベントが起きたので、逆に面白かったです。
前世でよっぽど悪いことしたんでしょうね。
4.頭痛が酷いのでとりあえず寝るしかない。あとアイスノンが効いた。
帰宅した後くらいからは、吐き気よりも頭痛が酷くなってきて、左目の奥あたりがガンガンする感じで結構痛かったのですが、ネットで「アイスノンなどで頭を冷やすと頭痛が軽くなる」という記事があったので、冷やしてみたところ本当に大分マシになりました。
とりあえず頭が痛くて何もできないので、二度と目覚めないことを覚悟しつつそのまま就寝。
3時間後くらいに目が覚めたんですが、まだちょっと頭が張ってるような気がしつつも、頭痛と吐き気は治っていました。
冷や汗以外は気持ちいいくらいウィキペディアの記載通りに進行した感じでしたね。
ちなみに頭痛のレベルとしては事前に薬飲んだり、アイスノンで冷やしていたおかげか、酷い二日酔いの時と同じくらいの痛みでした。
二日酔いもひどい時は頭割れそうになりますからね。。。
ウィキペディアの記載の感じだと、なんかもっと経験したことのない破滅的なレベルの痛みなのかと思って恐れていましたが、そこまででもなかったので本当に良かったです。
まぁその日の体調とかでも変わるかもしれないので、たまたま症状が軽かっただけかもしれませんけど。
とりあえず皆さんも、もし視界がチラチラする症状が起きたら、速攻で痛み止めを飲んで、アイスノンを用意することをお勧めします。
5.んで、閃輝暗点(せんきあんてん)の原因は何なんだ??
これもウィキペディアからの出典になりますが、
<閃輝暗点の原因>(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』) 眼球の異常ではなく、ストレスがたまり、ホッとしたときにこの症状に見舞われることが多い。片頭痛の原因は、頭の血管が何らかの誘因で収縮し、その後異常に拡張すると共に血管壁に炎症・浮腫をおこすためと言われている。閃輝暗点が起こる原因は、脳の視覚野の血管が収縮し、一時的に血の流れが変化するためと考えられている。チョコレートやワイン、コーヒーの飲食でなりやすいと言われている。 |
とのこと。
頭痛の原因が血管の拡張だから冷やすと頭痛が軽くなるんですね。
しかし、自分の場合「ホッとしたとき」とか「チョコレートやワイン、コーヒーの飲食」というのは当てはまらずに、症状がいきなり打ち合わせの途中に出たのは何故なのでしょう。
これが朝だったら、コーヒー飲みながら「前日のソフトバンクの決算に引きずられてZホールディングス(旧ヤフー)の株価が下がらなくて良かったなぁ」とか思っていたので当てはまるんですが、起きたのは夜もいいとこなので謎ですね。
朝の時点から血管の収縮が始まっていて、夜になって拡張したんかな??
なんとなく、最近やっているダイエットが関係してそうな気もしています。
6.おわりに
というわけで、閃輝暗点と思われる事象に襲われた話は以上となります。
初めて症状が出ると突然視界が欠けるので超不安になりますが、頭痛発生までのタイムラグがあるっていうのは、面白いというか、ちょっと心にゆとりが持てていいですね。
まぁ視界が欠けていきなり頭痛が来たら、それこそ脳溢血とかそういうのなんで、シャレになりませんが。。。
とりあえず、初めての発症で、頭痛は来たもののまだ脳梗塞の可能性もあるので、近々病院でCTなりMRIなり撮ってもらう予定です。
今のところ呂律が回らないとか、手がしびれたりとかは無いですが、脳は1個しかないので慎重にいこうと思います。
皆も健康には気を付けましょう!!