【燻製】スモーク&ロースター(けむらん亭)を買ってみた話【匂わない】

以前、粗悪品の冷燻機を買った話を書きましたが、その時一緒に買ったスモークチップが大量に余っているので、どうせなら温かい燻製にもチャレンジしてみるかってことで色々と調べた結果、パナソニックの「けむらん亭」を買ってみました。

1.アパートで暖かい燻製を作るには。。。

温かい燻製を作るキットは色々と売っているんですが、アパートで作るとなると匂いと煙が問題だよなぁ~。

ってことで色々調べていて見つけたのが以下の2つの製品。

A.「いぶしぎん」
本体とふたの間に水を張るシーリング効果で、煙を外に漏らさずに燻製ができる土鍋。

B.「けむらん亭」
パナソニック製の(フィッシュ)ロースター。
NF-RT1000-Tからは燻製機能も搭載。

どちらも煙が出ない、匂わない(臭わない)がウリなんですが、値段は「けむらん亭」の方が「いぶしぎん(小)」に比べると7千円くらい高いんですよ。
※(大)なら同じくらいの値段。

でも、色々と考えて以下の3つの理由からちょっとお高い「けむらん亭」を買うことにしました。

理由①:「いぶしぎん」は、直火で炊かないといけないけど、うちにはカセットコンロしかないので定期的にカセットガスを用意しないといけない。
対して、「けむらん亭」の動力は電気なので停電しなければ供給の心配がない。
※Factorioの電気炉みたいなもの。

理由②「いぶしぎん」は燻製の時間が30分固定。
対して、「けむらん亭」は時間調整が可能。

理由③「いぶしぎん」は燻製専用。
対して、「けむらん亭」はロースターなので魚なんかも焼ける。

2.「けむらん亭」が届いた!

注文していたけむらん亭が早速届きました!

設置してみたところ意外とでかい!

まぁうちのアパートが狭いだけって話もありますが、いぶしぎんに対してのデメリットとしてはサイズがデカいってのはあるかもしれませんね。。。

あと、梱包材を外すのが意外と難しいです。

特に機械の中の梱包材がなかなか外れないんで力任せに引っ張りたくなりますが、この手の作業で後先考えずにやると碌なことにならないので、イライラせずに慎重にやりましょう。

外したあとは、電源ケーブルを刺してスイッチを入れるだけです。

さあ、早速燻製作ってみるぞ~。

3.「けむらん亭」で燻製を作る!

燻製は以下の手順で作ります。

①専用の燻製皿に燻製チップを入れる。

②燻製皿の上にアルミホイルを巻いた網を載せる。

③材料を網に乗せる。
ちなみに、水分が多いと酸っぱくなったりして不味くなるので、一晩くらい冷蔵庫とかで乾燥させた方がいいらしいです。

 

乗せる時はこんな感じにのせます。

④燻製皿全体をアルミホイルで包む。
 →どうでもいいけどホイル使い過ぎだろ。

⑤燻製モードで燻製実行。

⑥出来上がり。

4.さ~て味はどうかな??

出来上がった燻製は、ぶっちゃけ「まあこんなもんかな。」って感じに仕上がっていました。

しかし、言われてみると確かに燻製なんだけど、そこまでスモーキーさは無いかな。

むしろこの前記事にしたインチキ冷燻機の方が、煙の味が付いた気がするような。。。

と思って、燻製した後のスモークチップを見ると確かに黒くなってはいるんですが、普通に燻製した時のように炭化しているわけではない感じなので、今回は純粋に時間が足りなったのかもしれません。

今度やり直したら再度追記しようと思います。

【追記】

再チャレンジしてみました!

しかし、今回は網の上にホイルを巻いたせいで、タコの汁が溜まってしまいイマイチな出来上がり。

水分が出る素材の場合は、上の記事にあるみたいに網の下にホイルが来るように巻かないとダメだそうです。


(引用:美味しんぼ 原作:雁屋哲、作画:花咲アキラ)

完全に海原雄山に怒られる奴ですね。。。


↑出来上がり

やっぱり燻製時間を延ばせば強く燻製が掛かりますが、冷燻とは違って熱も加わってしまうので、素材の出来上がりの状態と燻製の具合を完璧にするのは、なかなか時間の見極めが難しいですね。

あと、前回やったときは色んな素材を一遍に燻製しましたが、素材によって燻製時間が違うので、手間がかかりますが燻製するのは一種類に絞るか、同じ時間でできるものに揃えた方が良いかもしれません。

まだまだ研究が必要そうです。

5.ロースターとして真価

ちなみに、「けむらん亭」は燻製専用機ではなくロースターなので、燻製以外に普通の食材のローストが出来ます。

これが結構便利(というか本来の使い方)で、「けむらん亭」の名前の通り煙も全然でないのでよく使うようになりました。

フライパンと違って、入れておけば出来上がるので、超楽ですね。

①トースト(260度で5分)

ちょっと焦げすぎたかな??

②手羽中の塩焼き(280度で9分)

皮がパリッとして中はホクホクで文句なしに美味。
手羽中製造機決定かも。

③ステーキ(280度で9分)

調子に乗って高い肉を買ってきました。

うーん、素晴らしい刺し。

出来上がり。

ちょっと焼きすぎましたね。。。

材料ごとのロースト時間(レシピ)は取り扱い説明書にも記載があるんですが、説明書は台所に置いておくにはなにぶんデカいので、良く使う食材の時間とかは、パッとわかるようにメモを作っておくといいかもしれません。

6.けむらん亭のデメリット

メリットばっかり書いていてもアレなので、デメリットも書いておきます。

①一度に調理できる量が少ない。
 →写真を見てもらうとわかる通り、意外と量が乗りません。
1~2人分ならともかく、ちょっと量を作ろうとすると何回かに分ける必要がありますね。
(まぁ、フライパンでもステーキ2枚焼けるのかって言ったら焼けないけど。)

②燻製機能でホイル使い過ぎ。
 →上で書いた通り、一度に調理できる量が少ないことも相まって、燻製するたびに毎回ホイルを交換すると結構な使用量になります。
燻製なんて今の日本では嗜好品なので別に気にする人は居ないかもですが。。。

③操作パネルがイマイチ使いづらい。
 →パネルがボタンの上にビニール被せてある古めかしいタイプのせいか、どうも押しづらいというか、電源ボタンとか押したと思っても押せてないことがあって操作感はイマイチですね。これも、いつもの自分の製品だけかもしれませんが。。。

7.終わりに

というわけで、いぶしぎんと悩んで買ったけむらん亭は、燻製機というよりはやはりロースターの趣が強い製品でした。

まぁ、意外とロースターが便利だったので、今は専らロースターとして活躍中です。

みなさんも、けむらん亭でスモーク&ロースト生活いかがでしょうか!?

関連:【燻製】簡易冷燻機を買ったら電池が入らなかったので改造した話【スモーキングガン】

 

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