【燻製】簡易冷燻機を買ったら電池が入らなかったので改造した話【スモーキングガン】

先日アマゾンのサイバーマンデーセールで、簡易冷燻機が売っていたので買ってみたら、電池が入らないという事態が発生したので、改造してみた話です。

最近中華製の方が品質が良いなんて言われ始めてますが、まだまだこういうのあるんですね。

1.燻製に興味があるけどやるスペースがない。。。そんなあなたに簡易冷燻機!

燻製が好きで、前々からやってみたいな~と思っているんですが、実家ならいざ知らず今住んでいるのは集合住宅(アパート)。

モクモクやると苦情殺到だろうな~。

なんて思っていたところ、先日アマゾンでこんな商品を見つけました。

↓欠陥があるので買う方は記事を最後まで読んでからの方がいいです。
※元の商品ページが消滅したので商品リンクを同型製品に差し替えました。現在販売されているものが欠陥が改良されたものかは不明です。たぶんそのままな気もするけど。(2022/02記)


なんでも、燻製の機械には「簡易冷燻機(スモーキングガン)」っていうジャンルがあって、これなら簡単に食材に燻製の風味を付けることができるとかなんとか。

コンパクトさと手軽さがウケていて、ホームパーティーやアウトドアなんかでも人気らしいですよ。

まぁ折角アウトドアするなら本格的な燻製をやればいいのにって気がしますが。。。

2.簡易冷燻機(スモーキングガン)っていくらくらいするの??

Amazonで検索してみると、以下の3つが見つかりました。

①2万円のプロモデル。


テレビでも紹介されたらしい、アメリカ製スモーキングガン。
頑丈そうで作りもしっかりしてそうだけどお値段もダントツ。
頻繁に料理するわけでもないので値段的にスルー。

②5千円くらいのやつ。


コンセプトは同じだけど、使えればいいじゃんって感じに部品をダウングレードさせたような製品。
ただ、コメント欄に「火の受け口がプラスチックで、何度か使用したら溶けた」という書き込みがいくつかあり、安全性的に怖くてスルー。

③今回注文したやつ。


値段は最安。
しかも火を受ける口がガラス製なので②の弱点を克服しているっぽい。
ただ、コメント欄に「電池が入らない」という書き込みがいくつかあり、値段相応に粗悪そう。
形もダントツでダサいけど、値段を考えるとそこまで贅沢は言えないですね。
※元の商品ページが消滅したのでコメントも消えました。商品リンクは同型製品に差し替え済。(2022/02記)

結局、作りが多少ピーキーなだけで、電池が入らないのは個体差なのかな??って感じで③を注文してみました。

3.そしたらやっぱり電池が入らねえ!!

届いたので早速気になっていた電池周りをチェック!

結果は、アマゾンのコメント通り、付属の中華製電池を入れるのにも一苦労で、エネループなんかは完全に入りませんでした。

付属の電池すら、かなり頑張らないと入らない。

外すときもなかなか外れないので、力を入れたら電極部の金属がゆがんでしまいました。

単三電池の直径って意外と個体差があるのが現状みたいですが、でかいと言われるエネループはともかく、これだけピーキーな作りでは入る電池の方が少ないでしょう。

完全に設計ミスですね。

自分は家の電池をエネループで統一しているので、これもなるべくエネループで運用したいところ。

あともう一つ欠点があって、この冷燻機、電源スイッチを指で押している間だけしかモーターが回らないんですよね。

まぁ、簡易冷燻機はチップが燃え尽きるのにそんなに時間がかからないので、押しっぱなしで使ってねってことなんでしょうが、その間は手がふさがるわけで、イケてる設計ではないことは確かです。

結局、一度使って見て、その不便さに自分でスイッチ付きの電池ケースを外付けしたほうがいいかなという結論に至りました。

4.電池ケースを付ける。

とりあえず秋月電子通商でスイッチ付き単三電池ケース(80円)を注文。

よく考えたらハンダごてとハンダも無いので、一緒に注文しました。

送料込みで全部で1,660円。

↑当たり前ですがちゃんとエネループも入ります。

最初はAmazonで電池ケースを買おうかと思ったんですが、合わせ買い商品になっていたり、最低注文数が3個以上とかだったので秋月電子通商にしました。(最近のAmazonってそういうの増えましたよね。。。)

んで、冷燻機への電池ケースの接続ですが、そもそも構造が超単純なので、モーターにつながっているケーブルを外して、電池ケースのケーブルを接続するだけです。

↑元のモーターに繋がっていたケーブルを外して

↑電池ケースをつなぐだけ。

小学生の工作レベルですね。

ただ、ケースの外にケーブルを出す穴をあける必要があるので、それだけちょっと面倒くさかったです。

↑カッターでガリガリ削って、ケーブル通したあとでBONDICで埋めました。

最初に適当に側面に穴をあけたら、蓋が閉じる時に干渉する部分にあけてしまっていたことが後で発覚して、再度違う場所に穴をあけることになり二度手間でした。

作業は計画的にやらないと駄目ですね。

ちなみに、BONDICは液体プラスチック接着剤と言われていて、UVライトで硬化するのでこういう作業には超便利です。

関連記事:液体プラスチック接着剤BONDIC(ボンディック)の紫外線(UV)ライトの電池交換をした話

5.改造できたので早速燻製してみよう!

この冷燻機にはおまけでスモークチップが付属しているんですが、何のチップなのか良くわからなくて使うのが怖いのでスモークチップは別で注文しました。

あと、スモークするときの蓋(燻製ドーム)。

蓋は、最初はジップロックか何かでもなんとかなるかなと思っていたんですが、何回もやるとなると意外とジップロック代も馬鹿にならないかなってことで注文。

実際やってみるとこんな感じです。

ちゃんと焼いた牛肉が冷燻できました。

冷燻なので、食品の表面に香りが付くだけですが、思ったよりしっかり煙の味が付いたので、これは意外とお勧めかもしれません。

ただ、やってみると簡易冷燻とはいえそれなりに匂いが残りますね。

あと一つ、ブログ書いていて気が付いたんですが、上で使っている燻製ドームって、ドームの上に取っ手が付いているはずなのにうちに届いた奴には取っ手が付いて無かったですね!

今まで通気用の穴が開いているのかと思ってましたが、単に取っ手が外れた不良品だったことが判明しました。

良く見るとこれも販売元が冷燻機と同じFRUNEPって会社だしホントクソ会社ですね~。いいかげんにしろ。※商品のリンク先は元ページが消滅したので差し替えてAllrightipになってますが、当時はFRUNEPでした。(2022/02記)

6.おわりに

というわけで、今回注文した冷燻機も燻製ドームも、中華製品の本領発揮な感じの粗悪な一品でしたが、ひと手間加えることで冷燻自体は結構いい感じに香りが付いたので、ひとまず成功かなと思っています。

ブログのネタにもなったしね。

ただ、1回で5gしか使わないスモークチップを、間違えて1kg買ってしまったのはちょっと量が多すぎました。

500gでもぶっちゃけ多いと思うので、アフィリエイトリンクから買おうとしている人は気を付けてください。

というわけで、皆さんも是非冷燻にチャレンジしてみてくださいね!

スモークチップもクソ余っているし、次は本格的な燻製にチャレンジしてみたいな~。

関連:温燻ができる機械も買ってみました!
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