以前記事にした「やって面白かったPCゲームの話その1」で、「続編が来年の春公開らしいので今から待ち遠しい」なんて書きましたが、Mount & Blade(マウント アンド ブレイド)の新作の「Mount & Blade II Bannerlord(マウント アンド ブレイド 2 バナーロード)」が2020年3月30日についに公開されました!
early access(早期アクセス)としての公開中で、まだバグや未実装の部分も多いんですが、遊んでみたので今回はその紹介です。
1.そもそもMount & Bladeとは
Mount & Blade(マウント アンド ブレイド)シリーズは、トルコのTaleWorlds Entertainment社が発売しているゲームで、中世ヨーロッパに似た架空の大陸「カルラディア」で騎士になって覇権を目指すというもの。
まぁ商人になって交易プレイとかもできるんで必ずしも騎士になる必要は無いんですが、大規模会戦や攻城戦がウリのゲームなので、大体の人は騎士になるんじゃないかな。
なんとこのゲーム、最初は夫婦2人で作っていた同人ゲームだったらしいんですが、ゲームのコンセプトや雰囲気なんかがウケて、人気を博して今作に至ります。
↓こちらの画像は前作Mount & Bladeのものです。 |
Lo-Fi GamesのKenshi(ケンシ)もそうですが、人数とか関係なく面白いと思うから作ってる!って恰好良いですよね。
2.Mount & Blade II Bannerlordの舞台は前作の200年前
今作は前作「Mount & Blade」の200年前のカルラディアが舞台。
前作は、大帝国が滅びたのち各国が「自分の国が帝国の真の後継者である」っていう主張から戦国時代になってましたが、今作は帝国の力が弱まって内部で分裂している状態からのスタートになります。
まぁ分裂の過程はともかく、分裂から統一へ持っていくって意味ではやることは同じですね。
最初に派閥を選ぶんですが、前作をプレイした時は無所属から統一したので今回は滅びゆく帝国出身にしてみました。
派閥によってメリットがあるんですが、帝国は「街のプロジェクト、壁の修理、攻城兵器に20%の建築速度ボーナスが付く」というもの。
この後に続く出身や経歴の設定画面でも別のステータスの割り振りができますが、まぁまだ早期アクセスなので、ここら辺は今後調整が入っていくのでしょう。
ちなみに、表示が日本語になっていますが、公式版はまだ日本語に対応していない(対応の予定はあるらしい)ので、日本語化MODを入れています。
作ってくれた方にはホント感謝です。
さあ、今回もカルラディアを駆け抜けていきましょう!!
3.ゲームの雰囲気は前作と大体一緒
30時間程遊んでみましたが、ゲームの雰囲気や操作性は大体前作と一緒でした。
ただ、前作の粗削りだったポリゴンは、大分綺麗に。
前作は同人ゲームが元ゆえか、グラフィックはかなり粗削りだったんですが、今作ではしっかりそこを直してきた感じですね。
ただ、そのおかげか場面の切り替わりごとに短いロードが入るようになってしまって、速度感的には前作程のスピーディーさはありません。
まぁ前作が軽すぎたというのもあるので、これくらいでも十分ストレスなく遊べそうだとは思います。
4.ゲームシステムでパワーアップしたところ
これは何と言っても攻城戦の攻城兵器の登場でしょう!
まぁ、前作も一応攻城塔はあったんですが、今作では敵の町を囲んだら好きな攻城兵器の作成が指示できて、破城槌で敵の城門をぶち抜いたりできて楽しいですね。
敵側の防御兵器もパワーアップしていて、投石器で攻城兵器を狙ってきたりするので、絵的にも派手ですごくいいです。
ただ、ある程度後半になって軍隊が育ってくると、攻城兵器で門(か壁)さえぶち抜けば精鋭を突撃させて蹂躙するだけの作業ゲーになるのは前作と一緒です(前作のテイストを正しく継承しているともいえる)。
あと、今作では前作の申し訳程度の町の拡張とは違い、街を取った後の拡張オプションも結構増えました。
が、これも早期アクセス故か、強化してもそこまで違いを感じないような気が。。。
もっとゲームの難易度を上げれば効果が実感できるのかもしれないですが、ここら辺もぶっちゃけ調整待ちって感じでしょうかね。
5.ダメなところ
前作のコンセプトをそのままに進化させたって感じなので、前作に比べてダメなところってのはあんまり感じません。
むしろ、やること変わらないので新作って感じすらしませんね。
ただ、冒頭で書いたように、まだまだ早期アクセスなので、クエストがクリア不可能だったり、ステータスやゲームバランスがイマイチなところはパッチや調整を待ちたいところです。
個人的には高速移動の速度がもう一段階早い速度があっても良いと思いますね~。
前作の高速移動が超早かったのと上で書いたロードの差し込みも相まって、ちょっと前作に比べてモッサリ感があるので。。。
あと、これはワシのPCが古いのが原因かもしれませんが、グラフィックが美しくなった所為もあってか、大規模会戦や攻城戦なんかだとグラボ(GeForce GTX1070)が唸りを上げます。
一応推奨環境はこんな感じらしいですが、ちょっと要求が高めですかね。
- プロセッサー: Intel® Core™ i5-9600K / AMD Ryzen™ 5 3600X
- メモリー: 8 GB RAM
- グラフィック: NVIDIA® GeForce® GTX 1060 3GB / AMD Radeon™ RX 580
- ストレージ: 60 GB 利用可能
それとも最近のゲームはこんなものなんかな??
6.おわりに
というわけで、Mount & Blade II Bannerlordを遊んでみた話でした。
何度も言いますが、まだまだ早期アクセスで未完成品なので、面白そうだから買ってみようかなって思ったのなら、まず前作のMount & Blade(マウント アンド ブレイド)を買ってみた方が良いかもしれません。
今のところの面白さは大体同じで、お値段半額以下なので。(Bannerlordが5,480円に対して2,000円)
中世ヨーロッパの騎士や攻城戦が好きな方は、是非やってみてくださいね!