【2000円超えればお得】ふるさと納税でカニを頼んだ話【2019年・やり方等】

皆さん「ふるさと納税」やっていますか?

ふるさと納税って、制度の存在自体は殆どの人が知っているとは思うんですが、うちの会社で聞いてみるとやっていない人もまだまだ多い感じ。

やっぱり”確定申告しなくちゃいけない”とか、ワンストップ特例制度が出来たといっても”手続きとかがなんか面倒くさそう”とか、そういうイメージが先行するので腰が重いって感じなんでしょうかね。

今回はふるさと納税でカニ頼んでみたので、やり方なんかも踏まえつつふるさと納税の話を書いてみます。

1.ふるさと納税って何ぞや?

超簡単に書くと、自分のふるさとや思い入れのある自治体に寄付をすると、寄付金から2000円を引いた額について、払う税金を減らせる制度(所得税の還付やら、来年の住民税の減額)です。

払う税金を減らせるといっても、そのままだと「減らせる額+2000円」を寄付しているわけで2000円の損なんですが、寄付した自治体からは「お礼の品(返礼品)」が貰えるのが一般化しているので、その返礼品の額が2000円を超えるのであればお得ってことですね。

今まではルールがあいまいだったせいか、その自治体に全然関係のない返礼品(金券やAmazonギフト券)や、寄付金に対してのキャッシュバック率が高い返礼品なんかを出している自治体(泉佐野市なんか)が寄付金を独占していて問題になっていたんですが、2019年6月に総務省の指導(というか法改正)がようやく入って、「返礼品は寄付金の3割以下の地場産品」とするようになりました。

まぁ、この返礼品も「お肉の返礼品にしたら脂身ばっかり!」とかニュースになっていたりするので、本当に得できるのかは運が絡むようですが、極端に寄付額が低いとかでなければふるさと納税を利用した方がそのまま税金払ってるよりはまだお得かなって感じになっています。

ちなみに、ふるさと納税できる額には上限があって、それを超えるとただの寄付になるので気を付けましょう。(※住宅ローン控除とかで既に住民税が控除されている人とかも注意)

あと、返礼品も一時所得なので、特別控除額(最大50万円)を超える返礼品を受け取る場合は申告が必要になります。

普通のサラリーマンであれば、一時所得の控除限界の50万円はまず超えないと思いますが、ふるさと納税以外にも一時所得に該当する物がある場合、合算して50万円を超えるようであれば申告が必要です。

2.ふるさと納税ってどうやってやればいいの??

自治体に直接問い合わせて寄付することもできるようですが、ふるさと納税の専門サイトを利用するのが便利です。

「ふるさとチョイス」や「さとふる」などの大手ふるさと納税専門サイトを使えば、複数の自治体の返礼品の比較なんかも簡単にできるので、感覚的にはネットショッピングみたいな感じでふるさと納税ができます。

ちなみに、この専門サイトに返礼品を載せてもらうのには結構お金がかかるらしく、それを嫌った自治体は独自のサイトを立ち上げたりしている場合があるので、意中の自治体に寄付したい場合は自分で調べてみてください。

ただ、消費者庁によると詐欺用の偽サイトも確認されているようなので、大手以外のサイトからふるさと納税する場合は偽サイトじゃないかにも気を付けましょう。

今回は大手ふるさと納税サイトの「ふるさとチョイス」を使ってふるさと納税をしてみます。

話が逸れますが資産管理アプリのマネーフォワードを使っている人は、「ふるさとチョイス」とも連携できるので試してみてください。

関連記事:【便利】家計簿アプリMoney Forward(マネーフォワード)の話

3.まずは自分のふるさと納税の上限額を確認してみよう。

初めての人はまず前年の所得(今年の所得の予測ができるなら今年の所得)から、今年いくら寄付ができるのかを算出しましょう。

 
↑控除額シミュレーションができるので、必要事項をポチポチ入力して算出します。

ちなみに算出した寄付上限額ギリギリまで寄付をしてもいいんですが、超えた場合はただの寄付になるので、自分は怖くて毎年算出額よりちょっと低めに寄付しています。

控除の上限まで使わせないってうまい制度だよなぁ。

一度算出して登録してしまえば、あといくら寄付できるかが一目で見れるようになるので便利ですね。


↑こんな感じ。

4.返礼品を探してみよう。

次に返礼品を探します。

探せば感謝状やら、工芸品やら、体験物やら色々あるんですが、まぁ大体は食べ物ですね。

今回はこの前食べ放題へ行った記事を書いたカニにしました。

関連記事:カニ食べ放題でカニを食べた話【種類も大切!蟹!カニ!かに!】


↑ちゃんと反省を踏まえてタラバガニの足と毛ガニ(寄付金30,000円)。

ちなみに、総務省の指導で、自分の所属している自治体だと返礼品は貰えないことになりました(自分の自治体にふるさと納税されると単純に住民税の損失になるので)。

もし自分の住んでる市にふるさと納税したい!って思った人は気を付けてください。

 

あと、大体の自治体は、寄付者の住所以外にも返礼品を送ることができます。(配送のところに「別送OK」ってなっている返礼品が該当)

これを使えば「ふるさと納税で実家に果物でも送るか~」みたいなことが可能になるわけですね。

ただ、厳密に解釈すると、自分以外の人に贈ると受け取った人の一時所得になるような気がするんですが、そこんところはどうなんでしょう。

あまり首を突っ込んでもいいことが無い気がするので、今回は深くは触れないことにします。。。

 

なお、自分はエポスカードの選べるポイントアップショップをヤフー公金払いに設定しているので、ヤフー公金払いでの寄付ができる自治体にしました。もし同じような人がいれば、「対応している決済方法」から確認しましょう。

クレジットカード払いが可能でも、「GMOペイメントゲートウェイ」とかだとエポスカードのポイント3倍にはならないので残念ですね。

5.ふるさと納税をしてみよう!

さて、自治体を選んで「寄付へすすむ」を選択すると、「寄付金の使い道を選択」画面に進みます。

ここでは、ふるさと納税を何に使ってほしいかを選ぶことができます。

自分はできれば高度科学産業とか、ロボットやITへの投資に使ってほしいんですが、大体の自治体に選択肢が存在しないのでいつも仕方なく環境保護にしています。

自治体によりますが「市長におまかせ」なんかもあったりしますね。

 

次に、寄付に必要な情報を登録します。

寄付者の連絡先・住所・氏名、返礼品と寄付金受領証の届け先、支払い方法なんかを入力します。

配送が「別送可」の返礼品であれば上で書いたように、寄付者の住所以外に返礼品を送ることも可能です。

支払い方法は今回の自治体は、クレジットカード、郵便振替、銀行振込、現金書留、直接持参が選べました。

直接持参はちょっとかっこいいですね。

あとは、オプションでワンストップ特例制度の選択と、自治体への応援メッセージや、アンケートが付く場合があります。

以上の入力後、クレジットカード払いであればクレジットカードの支払いページに飛んで決済すれば寄付完了です。

配送日や配送時間は、選べる自治体もありますが選べないところも多いです。

返礼品は食べ物が多いので単身者にはちょっと辛いですね。

6.補足:ワンストップ特例制度ってなんぞ?

ワンストップ特例制度は、5自治体までであれば「寄附金税額控除に係る申告特例申請書」を寄付した自治体へ提出することで確定申告が不要になるという制度です。

寄付するときのオプションで「ワンストップ特例制度の選択」を選ぶと、「寄附金税額控除に係る申告特例申請書」が送られてくるので、必要事項を記載して「翌年の1月10日」までに各自治体に送る感じですね。(自治体のHPからダウンロードも可能)

自分は毎年確定申告するので使ったことはないですが、申請書以外にマイナンバーと身分証明書のコピーを送付する必要があったりと意外と面倒臭そうなので、確定申告した方が簡単な気がしますがどうなんでしょうか。

ちなみに、現在は解消されたようですが、このワンストップ特例制度で自治体が使うシステムの仕様が当初クソだったらしく、入力間違いが頻発して住民税が控除されないという事件がニュースになっていました。

控除されなかった人は還付申告(時効は5年)すればその分戻って来るらしいんですが、全然ワンストップじゃなくて面白いですね。

この手の不具合は、仕様提示する客側の担当者が「こんなシステム作るために入庁したんじゃねえぞ」って思っていて、作る側のベンダー側も「短い期限と予算では、言われたとおりに作るのが精一杯。」とか「言われたとおりにやってりゃいいや。」って思っているとすぐ起きるんですが、それについて書くと長くなるので書くのはまたの機会にします。

あ、あとワンストップ特例制度を使うと、確定申告とは違って所得税からの還付は無くて、住民税の減額になるようです(詳しくは制度利用前に確認願います)。

7.寄付金受領証明書が届いた!

決済した後、だいたい数週間~2か月くらいで、返礼品とは別に寄付金受領証明書が届きます(返礼品と一緒に届く場合もあります)。

だいたい普通郵便でポスト投函されます。


↑参考:去年届いた福智町役場の封筒

届いたら確定申告に使うまで大事にしまっておいてください。

確定申告を紙でするのであれば、申告書に添付して税務署へ提出します。

電子申告(e-Tax)なら添付不要ですが、税務調査のため5年間の保存が必要です。

確定申告ではなくワンストップ特例制度を利用するのであれば、上記で書いたように「寄附金税額控除に係る申告特例申請書」を速やかに自治体へ提出しましょう。

なんか返礼品と寄付金受領証明書が届くと、それでふるさと納税が終わったような気になりますが、確定申告しないと単にバカ高いネットショッピングしたのと同じですので気を付けましょう。

ちなみに、自分は過去に某自治体から他人の寄付金受領証明書が届いたことがあります!

なんか「届くの遅いな~。」って場合は寄付した自治体に問い合わせた方が良いかもしれませんね。

8.おわりに

ふるさと納税の流れを書いてみましたがいかがだったでしょうか。

できれば確定申告の方法まで書けば、やったことのない皆さんの不安をさらに解消できるかと思うのですが、いかんせん記事に起こせるだけの資料が手元にないので今回は申し込みまでで勘弁してください。(来年やるときに書きますね。)

追記:確定申告したので記事しました!
【ふるさと納税・株の損失繰越・アフィリエイト】確定申告を電子申告(e-Tax)でした話【2020】

確定申告もやってみれば簡単なので、なんか面倒臭そうってだけでふるさと納税をやっていない人は是非やってみてはいかがでしょうか。

んで、最後に今回使った「ふるさとチョイス」のアフィリエイト広告をバーンと載せられれば良かったんですが、なんか「ふるさとチョイス」のアフィリエイトはクローズド案件になっているらしく、うちみたいな弱小ブログでは提携できないみたいなので、悔しいから他のふるさと納税専用サイト様の広告をバーンと出しておきます。

このサイトじゃないと駄目!ってほどの差は特に無いんじゃないかなと思うので、皆様のふるさと納税の成功につながれば幸いです。

↓さとふる様

↓ふるなび様

↓ふるさと本舗様

↓au Wowma!ふるさと納税様

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